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巨人の星

「巨人の星」こそはわれわれ37生の、共通の記憶NO1にふさわしいものでしょう。
同年代の人間で、大リーグボール1号と2号の違いを説明できない人間なんて存在しませんし、思い込んだら♪の主題歌を歌えない奴もいないのです。(断定)

番組は37生が幼稚園児だった、43/'68年から、小学3年生の46/'71年まで、足掛け4年、182話も続いた超ロングランでした。
その後、繰り返し再放送されたことで、かなり幅広い世代に認知され、日本人の間に様々な伝説めいた共通認識が生じたことも、皆さんご存知の通りです。

例えばあまりに有名な、花形満の「中学生のくせにスポーツカー乗り回していたぞ事件」とか、
星一徹は「実は本編ではちゃぶ台を一回しかひっくり返してないぞ」のトリビアなんかです。

どうもこの番組、舞台が現実に存在する日本プロ野球である上に、魔球の説明を論理的にしようとしたり、なまじリアルな設定を指向したために、逆に突っ込みどころ満載になってしまったようです。

そこでかくいうこのわたしが、小学校の頃から、なんかへんだなともやもやしていた、ふたつの謎を取り上げてみましょう。

その1 球質の謎
そもそも、飛雄馬が次々に魔球開発の道にはまっていったのはなぜでしょうか? それはある理由で、彼の本来の投球では勝負にならなくなったからです。
そう、飛雄馬がその華奢な体格ゆえに抱えていた致命的な欠点。それが「球質の軽さ」なのです。

で、この球質ですが、要するに球に体重が乗らないので、当てさえすれば長打になるというのですね。
左門豊作がいち早くこのことに気づき、チームメイトに教えることで、飛雄馬は大洋打線にめった打ちにあいます。ちょっと教えただけで次の試合では散々に打たれてしまうのですから、これはもう間違いなく致命的であったわけです。

しかしですね、中学で物理の基礎(理科第一分野とかいうんだよね)を習うとですよ、質量と速度が一定なら生じる力も一定なわけですよ。
すなわち野球ボールの質量が決まっている以上、超豪速球を投げていた飛雄馬の球は、他の投手より力があったはずで、それは飛雄馬の体重には無関係なのでした。
それでも当てただけで長打になるということは、それはバントをしたら外野まで飛んでしまったということで、とんでもない超豪速球であったということになるのですが、そもそもそんな球をとれるキャッチャーがいないでしょうね。

結論から言えば飛雄馬は何も魔球など開発せずに、ちょっと遅いボールを投げればそれで充分だったと・・・・・。
彼は出だしから間違ってしまっていたのでした。

その2 魔送球の謎
さて、その勘違い男の飛雄馬を育てた、父の星一徹ですが、わたしは彼にも疑問を抱いています。
一徹は肩を壊して野球界を去り、息子である飛雄馬に、自分の果たせなかった、巨人の星をつかむという夢を託すわけですが、問題はそもそもその肩の故障についてです。

三塁手だった彼は、ランナーを刺そうと一塁に送球すると、ボールが塁に届かないんですね。アニメでは一塁手の前で球がバウンドしてしまい、一徹は絶望してしまいます。
そこで悩んだ一徹は「魔送球」という超変化球を編み出したのです。

これは返球がランナーにまっすぐ向かっていき,ぶつかると思って選手がひるむと、ものすごい角度で一塁手の方にボールが曲がるという、理屈も何もない奇跡の変化球なのですが、これがちゃんとファーストに届くのです。
送球する場所にもよりますが、一塁より走者のほうが遠い場合も多々あるわけです。そんなカーブをかけて、なおかつきちんと届くのならば,最初から一塁に投げなさいと、これは物理学以前の問題ですね。

親子共々悩まなくていい宿命に悩んで、どつぼにはまっていく、星親子恐るべし。
というか、川上哲治も、一徹に球界を去れなんて追いつめないで、真っ直ぐ投げろよと,教えてやればいいのに・・・・。

こうしてみると、すべてはこの親子の勘違いに端を発しているということが分かっていただけると思います。
ですからこの後の大リーグボール1~3号がいくら物理法則に反していても、荒唐無稽であっても、それはもうおまけのようなものなのですね。

いやなかなか奥の深い話です。
・・・・・(つづく)・・・・・
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テーマ:昭和文化 - ジャンル:サブカル

  1. 2006/02/03(金) 07:14:27|
  2. テレビ・ラジオ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

うそ臭い演出

アニメってあからさまに「そりゃあ、ねーだろ」とツッコミを入れたくなる演出、ストーリーが多いですよね。「巨人の星」でも印象的なエピソードがありました。
それは飛雄馬が2軍テストに合格し、入寮する回。「歓迎会でもしてくれるかな」とワクワクしながら寮に向かう飛雄馬。しかし先輩達は猛ダッシュで走り込みを続けていた。練習グラウンドに向かうバスでは、席が空いているのに先輩達は座らない。それどころか皆、つま先立ちをしている。飛雄馬は気づいた。「先輩達は1軍を目指し、寸暇を惜しんで練習をしてるんだ。俺は甘かった」・・・・・。
飛雄馬にプロの厳しさを解らせるという演出は理解できるんですけど、それだったらその後のエピソードでも、それを徹底してほしいんですよね。ところが他の回ではのんびりした寮生活を送っていたり、バスでは全員着席しておしゃべりしていたり・・・。あの回だけの厳しさは何だったんだよ!。子供心にもうそ臭さを感じました。
  1. URL |
  2. 2007/12/17(月) 17:58:29 |
  3. 新日本タイムパトロール #-
  4. [ 編集]

飛雄馬は「みんな俺を妬んでいる」なんて勘違いもするんですよね。
ねたむという言葉を初めて知った瞬間でした。
  1. URL |
  2. 2007/12/18(火) 08:19:56 |
  3. ひこてる #vTTYl63Y
  4. [ 編集]

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